トールのハンマー

ケーニグセグAGERA Rは2011年から2014年にかけて18台が生産されました。

AGERAのパフォーマンスとスタイリングの両方を更に進化させ、AGERA Rにふさわしい機能と性能を持たせる為のユニークで新しい方法が採用されました。

アップグレード内容:クリアカーボンフロントボンネット/バンパー、新設計のフロントサイドウィングレット、新設計エアロエキゾースト、レッドラインが上がりパワーアップしたエンジン

2007年にバイオ燃料車であるCCXRのリリースにより、ケーニグセグはグリーンテクノロジーへのステップを講じた最初のハイパーカーメーカーとなりました。世界中で高い評価を受けたAGERAをベースに生み出されたAGERA Rもまた、CCXRの後を継ぎバイオ燃料で走ります。

AGERA Rは、アップグレードされたエンジンマネージメントシステムを持ち、それが95オクタンガソリンとE100バイオ燃料のどちらも使用できるだけで無く、その2種類の燃料のどんな混合でも使う事ができます。エンジンマネージメントシステムは、燃料混合比を感知し、瞬間的にエンジンの燃焼を調整することができます。

AGERA Rの燃料システムは、E85/E100バイオ燃料を使って1140hpの最高出力とと1200Nmを発生するのに十分な吐出能力を有しています。これらのバイオ燃料は通常のガソリンに比べて体積辺りのエネルギー発生量が少ない為、この燃料システムは2000hpのガソリンエンジン並みのキャパシティーが必要で、実はAGERA Rのリターンレス燃料システムは、当時のプロダクションカー中最も高い吐出能力を持っていたのです。

95オクタンガソリンはエタノールE85にくらべてオクタン価が低い為、これに合わせてブーストと点火時期を調節する必要があり、960hpと1100Nmへと低められます。

AGERA Rのエンジンに最高のフレキシビリティを与えるため、ケーニグセグはタービンに最先端の技術を投入し、素材とデザインを一新することでタービンホイールと車軸の慣性モーメントを低減しました。これによってさらなるレスポンスの向上が実現されています。

AGERA Rとともに、ケーニグセグ独自のセラミックピストンブレーキシステムもそのデビューを果たしました。

2011年には、AGERA Rは0-300-0km/hタイムの世界新記録を樹立しました。21.19秒という記録は2015年にケーニグセグOne:1に破られるまで残り続けました。

仕様

パフォーマンス

  • 最高出力:1140hp@7100rpm-レッドライン7500rpm
    トルク:1000Nm以上@2700~7300rpm
    最大トルク:1200Nm@4100rpm
    ターボ:最大ブースト1.4バール、0.5バール@2300rpm、フルブースト@2700rpm
    加速:0-100km/h(0-62mph)2.8秒、0-200km/h 7,8秒、0-200-0km/h12.6秒、0-300-0km/h 21.19秒
    制動距離:30.5m(100-0km/h)
    最大横G:1.6G
    燃料消費量:ハイウェイモード:12.5L/100km、トータル:14.7L/100km
    パワーウェイトレシオ:1.19kg/hp(乾燥重量)
    重量配分:フロント44%/リア56%
    排ガスレベル:ユーロVとlev2に適合

ディメンション

  • 全長:4293mm(169")
    全幅:1996mm(78.6")
    全高:1120mm(44.1")
    最低地上高:リア:100mm(3.94")フロント:100mm(3.94")
    ホイールベース:2662mm
    フロントトレッド:1700mmリアトレッド:1650mm
    フロントオーバーハング:885mm リアオーバーハング:752mm
    燃料タンク容量:80L
    荷室容量:120L(31.7USガロン)
    乾燥重量:1330kg
    車両重量:1435kg(全油脂類プラス50%の燃料)
    最大積載重量:1650kg(満タン燃料、2名乗車、荷室満載)

エンジン

  • ケーニグセグ製アルミ5.0L V8 32バルブDOHC、チタンコンロッド、ドライサンプ潤滑圧縮比:9.0:1
    ボア×ストローク:91.7mm×95.25mm
    カーボンファイバー製インテークマニホールド
    70mm径のデュアル電子スロットルボディ
    気筒当たりデュアルインジェクター、シーケンシャル・マルチポイントフューエルインジェクション
    ハイパワー燃料ポンプ×4、リターンレス燃料システム
    ツインターボ付き、ブースト1.4バール、ケーニグセグ製低背圧エキゾーストシステム
    TIG溶接/セラミックコーティング加工インコネル製エキゾーストシステム、集合管付き
    重量:197kg

トランスミッション

  • 新開発7速デュアルクラッチ、パドルシフト付き
    E-デフ

ブレーキ

  • フロントブレーキ:397mm×40mm、ベンチレーテッドセラミックディスク
    6ピストンキャリパー、パワーアシスト
    リアブレーキ:380mm×34mm、ベンチレーテッドセラミックディスク
    4ピストンキャリパー、パワーアシスト
    スタビリティコントロール

スタビリティコントロール

  • KES(ケーニグセグエレクトロニック・スタビリティ)

ボディ

  • 2ドア2シーター、デタッチャブルハードトップ
    プリプレグカーボンファイバー/ケブラー製ボディ、軽量サンドイッチ補強材
    各フェンダー上にカーボン製エアアウトレット

電気システム

  • ソリッドステートデジタル半導体-ヒューズやリレー不使用
    CAN-busケーブル、完全プログラミング可能

エアロダイナミクス

  • CD値 0.33~0.37 アダプタブルリアウイング付き
    前投影面積:1.873m2
    トータルダウンフォース@250km:300kg
    フラットボトム
    リアエンドにベンチュリートンネル付き.

シャシー

  • カーボンファイバー製アルミハニカムシャシー、一体型燃料タンク
    モノコックねじり剛性:65,000Nm/度
    重量(燃料タンク含む):70kg
    フロント/リアサスペンション:ダブルウィッシュボーン、2ウェイアジャスタブル・オーリンズ製ガス油圧式ショックアブソーバー、プッシュロッド
    リアにTriplex製ダンパー
    電子式車高調整機能
    フロント:クロモリ製サブフレーム、一体型クラッシュメンバー
    リア:エンジン/ギアボックス半剛結、サポートストラット
    SKF製ルマン仕様150mmアングルコンタクトボールベアリング
    完全機械加工済み航空機用グレードアルミ製アップライト
    GKN製中空/銃旋加工ドライブシャフト
    フロント/リアケーニグセグZ-スタイルプログレッシブ・軽量スタビライザー

エンジンマネージメント

  • フルOBD IIとFlexfuel機能付きケーニグセグ製エンジンコントロールモジュール
    ハイパワーコイル付きプラグ点火システム

ステアリング

  • ラック&ピニオン式ステアリング、パワーアシスト付き、ロック・トゥー・ロック2.7回転
    最小回転半径:5.5m
    TRW製電動油圧式パワーアシスト

トラクションコントロール

  • F1スタイル、5種類のモード付き

ホイール

  • センターロック式ケーニグセグ製Aircoreカーボンホイール
    フロント:19"×9.5J
    リア:20"×12.5J

タイヤ

  • 専用ミシュランスーパースポーツ
    1方向非対称トレッドパターン
    フロント:265/35-19”(Y)
    リア:345/30-20”(Y)
    スピードレーティング:420+km/h

装備

  • デュアルエアバッグ、ガラスルーフ付きデタッチャブルトップ、パワーウィンドウ、アダプタブルリアウィング、インコネル製エキゾーストシステム、フロントウィングレット、4点式レーシングハーネス、リアビューカメラ、アジャスタブルペダル/ステアリングコラム、AGERAスタイルステッチ、座面幅/長さ調節可能なシート、カーボンセラミックブレーキ、スポーツABS、油圧リフティングシステム、パワーステアリング、パワーブレーキ、衛星ナビゲーション、インテリジェントLiFePO4バッテリー、MP3プレーヤー、USB接続、空調システム、デジタルウォーニングおよび情報システム、Gセンサー、アラーム、タイヤプレッシャーモニタリングシステム、シルバーキー、レザーカーペット、ルーフトップバッグ、カーカバー

オプション

  • 専用ラゲッジ、特注レザー/カラー、クリアカーボンボディ、シートヒーター、ルーフトップスキーボックス、専用デザインスキー、冬用ホイールパッケージ

保証

  • 3年グローバル保証

Gallery

記録

0-200-0 mph

2011

時間:24.96秒
ドライバー:Robert Serwanski
場所:ケーニグセグプルービンググラウンド

0-200 mph

2011

時間:17.68秒
ドライバ:Robert Serwanski
場所:ケーニグセグプルービンググラウンド

200-0 mph

2011

時間:7.28秒
ドライバ:Robert Serwanski
場所:ケーニグセグプルービンググラウンド

0-300-0 km/h Guinness World Record

2011

時間:21.19秒
ドライバ:Robert Serwanski
場所:ケーニグセグプルービンググラウンド

0-300 km/h

2011

時間:6.66秒
ドライバ:Robert Serwanski
場所:ケーニグセグプルービンググラウンド

300-0 km/h

2011

Time: 6.66 sec
Driver: Robert Serwanski
Location: Koenigsegg proving ground

Video

CAR AND DRIVER-ブガッティ・ヴェイロンより速いのか?ケーニグセグAGERA R

カー・アンド・ドライバーのジェスロ・ボヴィンドンがケーニッグゼグ・アゲーラRのステアリングを握ります。

ケーニグセグAGERA R-ニュルブルクリンクにて

EVO DIARIES-ケーニグセグのファクトリーツアーとAGERA R

GRAN TURISMOのイベント-ニュルブルクリンクでAGERA Rが402KM/HのFLY BY

グランツーリスモ2012では、AGERA Rはティーアガルテン橋の手前のブレーキング直前に401.6km/hを記録しました。
標準ミシュランパイロットタイヤを履き、98オクタン燃料でケーニグセグの公道用セットアップでの走行でした。

GP STRECKEでのAGERA R

Gumbal – Agera R

2011 AGERA Rは、P1、918とフェラーリ・ラフェラーリよりもコンスタントに速いラップタイムを刻みました。-燃料:E85では無く98オクタンガソリン

/DRIVE-INSIDEケーニグセグシーズン1

EPISODE1-カーボンファイバー構造

最初のエピソードで、クリスチャン・フォン・ケーニグセグは、モダンハイパーカーには欠かせない軽量高剛性のカーボンファイバー製のコンポーネントを生産する秘密を明かします。

EPISODE2-TRIPLEX製サスペンションについて

クリスチャン・フォン・ケーニグセグは、Triplex製サスペンションシステムの革新的なデザインが、公道でもサーキットでもトラクション、ハンドリング、スタビリティと快適さの間でいかに妥協なきバランスを実現しているかを話しています。

EPISODE3-百万ドルのペイント

このエピソードでは、クリスチャン・フォン・ケーニグセグは、ケーニグセグならではの200時間プラスを要するペイントプロセスの方法論を説明しています。

エピソード4-100万ドルならではのフィーリング

このエピソードで、クリスチャン・フォン・ケーニグセグは何故AGERA Rのインテリアが100万ドルに値するのかを明かしています。

EPISODE5-究極のテストドライブ

ケーニグセグのE-コントローラ開発者のMattias Rosengrenが私たちにケーニグセグの頭脳と魂ともいえる特注の電子制御装置の素晴らしさを見せてくれます。

EPISODE6-究極の1台の頭脳に迫る

ケーニグセグのE-コントローラ開発者のMattias Rosengrenが私たちにケーニグセグの頭脳と魂ともいえる特注の電子制御装置の素晴らしさを見せてくれます。

EPISODE8-1140HPを生み出すハイパーカーの心臓

クリスチャン・フォン・ケーニグセグがAGERA Rに搭載された1140馬力のV8エンジンの設計と開発の裏側を明らかにします。

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